用語解説
- 宇宙開発公団
- 東京湾に浮かぶ海上都市“Gアイランドシティ”内で運営されている特殊機関。大河幸太郎が総裁を勤めるこの機関には、マモルの父・勇も技術スタッフとして勤務している。
- ガッツィ・ギャラクシー・ガード(GGG)
- かつて地球外知的生命体EI-01の地球飛来を機に、日本の科学技術庁管轄の下に秘密裏に結成された“ガッツィ・ジオイド・ガード”をルーツにもつ防衛組織で、ゾンダリアンの侵攻の表面化に従って国際連合管轄下の現組織に改編された。初代長官は大河幸太郎。各国に関係機関があり、アメリカのGGG宇宙センターには獅子王雷牙博士らが、中国科学院航空星際部には風龍・雷龍らを開発したヤン・ロンリー博士らがいる。
- 対特殊犯罪組織シャッセール
- フランスに本部を置く。GGGとは別組織で協力関係にある。ルネ・カーディフ・獅子王と光竜、闇竜らが在籍している。
- GGGオ―ビットベース
- 衛星軌道上に建造された国際連合管轄の“ガッツィ・ギャラクシー・ガード(GGG)”の前線基地。司令室であるメインオーダールームや勇者たちとの会議用に建設されたビッグオーダールームを含む中枢ユニットと、4つの宇宙船艦(ディビジョンと呼ばれる)で構成されている。防御用にハイパープロテクトシェードを装備している。
- ディビジョンⅡ・万能力作驚愕艦カナヤゴ
- カーペンターズを収容しており、戦闘周辺地域の修復作業に使用された。旧ディビジョン艦の中では最後に完成し、対機界新種戦で活躍した。
- ディビジョンⅦ・超翼射出司令艦ツクヨミ
- 旧ディビジョン艦イザナギの後継艦として開発された。全長340m、全幅1km、全高120m、乾燥重量124000t。Gストーンドライブウルテクエンジン搭載。主にGGG機動部隊の指令母艦として使用される。ミラーカタパルトを備えている。タケハヤ、ヒルメと合体することで、ジェネシックガオガイガーの最強ツール“ゴルディオンクラッシャー”になる。
- ディビジョンⅧ・最撃多元燃導艦タケハヤ
- 旧ディビジョン艦スサノオの後継艦として開発された。全長350~571m、全幅97~571km、全高93~350m、乾燥重量96000t。Gストーンドライブウルテクエンジン搭載。最新のセンサーと多次元コンピュータを搭載した、後方支援および機動型防衛任務艦。ボルフォッグが搭乗し、操艦している。リフレクタービーム、プロジェクションコンベックス、プロジェクションカンケイブを備えている。艦首には大気圏突入可能な連絡艇クシナダが搭載されている。ツクヨミ、ヒルメと合体することで、ガオファイガーの最強ツール“ゴルディオンクラッシャー”になる。
- ディビジョンⅨ・極輝覚醒複胴艦ヒルメ
- 旧ディビジョン艦アマテラスの後継艦として開発された。全長517~450m、全幅131~308m、全高346~261m、乾燥重量106000t。Gストーンドライブウルテクエンジン搭載。戦闘後の勇者やツールを回収・整備するのが任務のディビジョンで、勇者ロボ全機を収納できるメンテナンスルームがある。攻撃に際しては、ガイデッドクルージングミサイルを搭載。ツクヨミ、タケハヤと合体することで、ガオファイガーの最強ツール“ゴルディオンクラッシャー”になる。
- Gストーン(GSライド)
- 三重連太陽系“緑の星”のカインが、マモルの浄解能力をヒントに開発したエネルギー発生回路。この技術から勇者たちの心臓部分となるシステム“GSライド”が完成した。勇気をエネルギーに変える命の宝石でもある。
- Jジュエル
- Gストーンをモデルに、赤の星で開発されたエネルギー発生回路。ジェイアークやソルダートJのパワーの源。
- ラウドGストーン
- ソール11遊星主のエネルギー源。Gストーンを凌ぐパワーを持つが、Gクリスタルのジェネシックオーラの前には無力になる。
- Gクリスタル
- 緑の星の人々が残した生命力の結晶。Gクリスタルが放つジェネシックオーラは、ラウドGストーンを無力化するほどのパワーを持つ。Gクリスタルの内部には、Gストーンシステムが存在している。
- ザ・パワー
- 木星に眠る謎のエネルギー。未知のエネルギーであるザ・パワーは、あらゆる物質のパワーアップを促す作用があるものの、その絶対的に強大なパワーは制御が極めて困難で、常に暴走の可能性を秘めた諸刃の剣。対機界原種との戦い終結後、国際連合はザ・パワーの有効利用を検討していた。ザ・パワーの存在する木星は、宇宙収縮現象の中心でもある。
- ボイド
- ザ・パワーの反発作用によりジェイアークが飛ばされた、9000万光年の彼方にある宇宙の辺境。宇宙全体を俯瞰できる。戒道とソルダートJは、ここで収縮していく宇宙を目撃し、調査を始める。
- ギャレオリア彗星
- 一般には彗星と思われているが、その実態は太陽系と表裏一体のアナザースペースを繋ぐゲート。ギャレオン、ジェイアークはもとより、ゾンダリアンや機界原種たちもこのゲートを利用していた。特殊なESウィンドウともいえる。
- ESウィンドウ
- 多元宇宙同士を繋ぐ亜空間ゲート。ジェイアークには、これを作り出すESミサイルが搭載されている。
- 三重連太陽系
- マモルの故郷である“緑の星”、戒道の故郷である“赤い星”、ゾンダー発祥の地である“紫の星”を含む、三つの太陽で構成されるもうひとつの太陽系。地球のある太陽系とは表裏一体のアナザースペースの関係にある。かつて紫の星でマイナスの思念、つまり人間のストレスを昇華するユニット・ゾンダーメタルが開発されたが、これを制御するプログラム・Zマスターの暴走が三重連太陽系の機界昇華、果ては地球の機界昇華の危機を招いた。機界昇華された三重連太陽系の再生プログラムとして作られたのが、ソール11遊星主である。
- パスキューマシン
- Qパーツ
- 三重連太陽系の再生のためのマシンに必要不可欠なパーツ。パスキューマシンとパーツキューブ、ソール11遊星主のピサ・ソールのフュージョンにより再生マシンは完成する。パスキューマシンだけでも複製(レプリジン)の作成は可能。パスキューマシンの分解されたものがQパーツで、マモルがソール11遊星主より奪ったパスキューマシンは戒道の手に渡った際、4つのQパーツに分かれて地球に落ち、そのエネルギーを狙って犯罪シンジケートが暗躍する事態が起きている。
この再生マシンで三重連太陽系を再生するには、アナザースペースより大量の暗黒物質を取り込むことが必要。そのアナザースペース側の発動点は木星で、その影響で太陽系のある宇宙が収縮を始め、また、発動した再生マシンの余剰エネルギーがザ・パワーと呼ばれるものになっていた。
- 犯罪シンジケート・バイオネット
- 国際的な犯罪シンジケートで、14歳のルネを拉致、サイボーグ化した。バイオネットのギムレットは、スイスのセルン研究所からQパーツを盗みだし、このパワーを利用して兵器を開発し儲けようと企んだ。
- パレッス粒子
- ソール11遊星主が、三重連太陽系にやって来たGGGを攻略するため、レプリ地球に撒いた。人々を極度にリラックスさせる働きがあり、平和を望み、平和のために戦ってたGGG隊員たちから戦意、すなわち勇気ある心を消去した。エヴォリュダーであるガイ、サイボーグであるルネとソルダートJ、特殊能力を持つパピヨンには効力がなく、セミ・エヴォリュダーの命に対しても効果は持続しなかった。パピヨンにより中和される。
- エヴォリュダー
- Gストーンの力で人間の体とサイボーグ部分が融合して生まれた超進化人類。かつて機界新種となった命が浄解された折に、ガイはエヴォリュダーに、命はセミ・エヴォリュダーとして再生した。